わかる人、きっと多いと思うんだけどね。

「今日は降りそうだな」って
傘を持って家を出た瞬間、雨が止むやつ。

あれ、なんなんだろうね。

別に誰かに意地悪されてるわけじゃないって
頭ではわかってるのに、
心のどこかで
「私、天気と相性悪くない?」
って思っちゃうやつ。

今日の私も、まさにそれ。

空はどんより、
スマホの天気予報も雨マーク。

ちゃんと大きめの傘を選んで、
準備万端で出たのよ。

そしたらどう?

駅に着く頃には、しれっと雨が消えてるの。
あの感じ、ちょっと肩すかしよね。

でもね、ふと立ち止まったの。

傘を閉じながら、
「ああ、またか」って思った瞬間に。

なんだかその“またか”に、
最近の自分が詰まってる気がして。

考えてみたら、私たちって
「役に立たなかったこと」だけ、
やけに覚えてるのよ。

ちゃんと準備したのに
使わなかった、とか。

気を回したのに
報われなかった、とか。

それがまるで損したみたいに、
心に引っかかる。

最近の私もそう。
ちゃんとやってるのに、空振りした気がして、
「私の選択、間違ってた?」
なんて考えちゃったりしてた。

でもね、今日の傘を見て思ったの。
雨は止んだ。
でも、それって悪いこと?
濡れずに済んだなら、それでいいじゃない。

傘は使わなかった。

でも、
ちゃんと“備えた私”はそこにいる。

それって、
無駄じゃないのよ。

むしろ、
自分を守ろうとした証拠。

だからね、
「傘を持つと雨が止む」んじゃなくて、
「傘を持てる自分になった」だけなの。
相性が悪いんじゃない。

あなたの心が、
ちょっと真面目なだけ。

頑張ってる人ほど、
「使わなかった努力」を責めがちだけど、
それ、やめなさい。

準備できるあなたは、
十分立派よ。

今日の傘はね、
雨を止めるお守りだったってことでいいじゃない。
そう思えたら、
なんだか少し背筋が伸びたわ。

まあ、
次もきっと傘は持つんだけどね。
止んだら止んだで、
「今日も守ってくれたわね」って、
軽く笑って歩けばいいのよ。