ゴミ出しの日に限って、
どうして
あんなに
寝癖が
主張してくるのかしらね。
これ、
分かる人、
絶対いると
思うの。
大事な用事でもない、
誰に会うわけでもない。
なのに限って、
髪が
「今日は私が主役よ」
と言わんばかりに
跳ね上がる。
不思議よね。
たぶんあれ、
急いでるこちらの気配を、
ちゃんと
察してるのよ。
人間の
バタバタを
読み取る、
何かしらの
センサーが、
髪には
付いてるんだと
思うわ。
今朝の私も
そう。
ゴミ袋を
片手に、
ふと
鏡に映った
自分を見て、
思わず
笑ったの。
ああ、
今日も
ちゃんとやってる顔だな、
って。
寝癖って、
みっともないようでいて、
実は
すごく
正直なのよね。
「ちゃんと
眠ってたよ」
「今日まで
生き延びたよ」
そんな
小さな
足跡みたいなもの。
最近の自分を
振り返ると、
ちゃんと
寝たつもりでも、
心は
ずっと
気を張ってたな、とか。
気づかないうちに、
頑張りを
溜め込んでたな、とか。
そういうのが、
朝の髪に
全部
出るのよ。
だからね、
寝癖が
強い日は、
だらしない日
じゃなくて、
「よくやってきた日」
なの。
直さなきゃ
いけない欠点でも、
急いで
隠す失敗でもない。
ただ、
今の自分が
そこにいる、
っていう
印。
同じように、
ゴミ出しの日に限って
ボサボサで、
ちょっと
恥ずかしくて、
それでも
家を出た
あなた。
大丈夫。
それ、
ちゃんと
生きてる証拠だから。
今日は
無理に
整えなくていいわ。
帽子を
深く
かぶってもいいし、
「まあ、
いっか」って
笑ってもいい。
ちなみに私は、
そのまま
出る勇気はなくて、
結局
しっかり
帽子を
かぶりましたけどね。
そのくらいの
照れと、
そのくらいの
不完全さが、
ちょうどいいのよ。
さ、
ゴミ出し
お疲れさま。
今日も、
ゆるっと
いきましょ。


2025/12/06 11:35
