人の名前が
ふっと
出てこない瞬間って、
あれね、
恥ずかしいんじゃなくて、
ただ
心臓に
悪いのよ。
今日もね、
あったの。
顔も
関係性も
会話の流れも
全部あるのに、
肝心の
“名前だけ”が、
ぽっかり
空席。
喉まで
出かかってるのに、
どうしても
言葉にならない
あの感じ。
内心はもう、
静かな
パニックよ。
でも私、
そこで
無理に
思い出そうとするのを
やめたの。
一度、
深呼吸。
「はいはい、
また
始まったわね」って、
自分の
脳を
軽く
あしらってみた。
そしたらね、
本当に
ふっと
戻ってきたのよ。
何事も
なかった顔して。
まるで
「ちょっと
外の空気
吸ってました」
みたいな感じで。
その瞬間、
思ったの。
ああこれ、
私の
記憶力が
落ちたんじゃない。
ただ、
脳の中の
付箋が、
風に
遊ばれただけだなって。
最近の
自分を
振り返ると、
頭も
心も、
まあ
忙しかった。
考えることも、
気を張ることも
多くて、
きっと
脳の
引き出しも、
少し
散らかってたのね。
だから
名前が
出てこなかった。
それだけの話。
その人への
気持ちが
薄れたわけでも、
大切じゃなくなった
わけでも、
もちろん
ない。
ね、
こういう時ほど、
自分に
厳しく
しがちだけど、
それ、
いらないわよ。
忘れたんじゃ
ないの。
一瞬、
手放しただけ。
それだけで
自分を
責めるなんて、
あなた、
真面目すぎ。
もし今、
「あ、
私も
ある」って
思ったなら、
今日は
それで
十分。
思い出せない
自分を
直そうと
しなくていい。
ただ、
ちょっと
一息ついて。
脳にも
遊び時間、
必要なのよ。
付箋はね、
そのうち、
ちゃんと
戻ってくるから。
焦らず、
構えず、
笑って
待ってなさい。
今夜は
それくらいの
軽さで、
ちょうどいいわ。


2025/12/12 09:00
